奇跡的な食物の備

神は食物を備えられるお方です。 もしどういう方法をもってしても、私たちに食物を得る手段がないとき、神こそがすべてを備えてださる源なのです。 聖書をとうしてわかるように、神は何度も、思いをはるかに超えて、奇跡的な方法で食物を備えられました。

 

神はマナを備えられた

出エジプト 16:4,11−15,31,35

「主はモーセに仰せられた。「見よ。わたしはあなたがたのために、パンが天から降るようにする。民は外に出て、毎日、一日分を集めなければならない。これは、彼らがわたしのおしえに従って歩むかどうかを、試みるためである。」

「主はモーセに告げて仰せられた。 ”わたしはイスラエル人のつぶやきを聞いた。彼らに告げて言え。 ’あなたがたは夕暮れには肉を食べ、朝にはパンで満ち足りるであろう。あなたがたはわたしがあなたがたの神、主であることを知るようになる。’”
それから、夕方になるとうずらが飛んで来て、宿営をおおい、朝になると、宿営の回りに露が一面に降りた。その一面の露が上がると、見よ、荒野の面には、地に降りた白い霜のような細かいもの、うろこのような細かいものがあった。 イスラエル人はこれを見て、”これは何だろう。” と互いに言った。彼らはそれが何か知らなかったからである。モーセは彼らに言った。 ”これは主があなたがたに食物として与えてくださったパンです。”」

「 イスラエルの家は、それをマナと名づけた。それはコエンドロの種のようで、白く、その味は蜜を入れたせんべいのようであった。」

「イスラエル人は人の住んでいる地に来るまで、四十年間、マナを食べた。彼らはカナンの地の境に来るまで、マナを食べた。」

 

エリヤ

T列王記 17:2−16

「それから、彼に次のような主のことばがあった。 ”ここを去って東へ向かい、ヨルダン川の東にあるケリテ川のほとりに身を隠せ。 そして、その川の水を飲まなければならない。わたしは烏に、そこであなたを養うように命じた。”
それで、彼は行って、主のことばのとおりにした。すなわち、彼はヨルダン川の東にあるケリテ川のほとりに行って住んだ。
幾羽かの烏が、朝になると彼のところにパンと肉とを運んで来、また、夕方になるとパンと肉とを運んで来た。彼はその川から水を飲んだ。
しかし、しばらくすると、その川がかれた。その地方に雨が降らなかったからである。
すると、彼に次のような主のことばがあった。”さあ、シドンのツァレファテに行き、そこに住め。見よ。わたしは、そこのひとりのやもめに命じて、あなたを養うようにしている。”
彼はツァレファテへ出て行った。その町の門に着くと、ちょうどそこに、たきぎを拾い集めているひとりのやもめがいた。そこで、彼は彼女に声をかけて言った。 ”水差しにほんの少しの水を持って来て、私に飲ませてください。”
彼女が取りに行こうとすると、彼は彼女を呼んで言った。”一口のパンも持って来てください。” 彼女は答えた。”あなたの神、主は生きておられます。私は焼いたパンを持っておりません。ただ、かめの中に一握りの粉と、つぼにほんの少しの油があるだけです。ご覧のとおり、二、三本のたきぎを集め、帰って行って、私と私の息子のためにそれを調理し、それを食べて、死のうとしているのです。” エリヤは彼女に言った。 ”恐れてはいけません。行って、あなたが言ったようにしなさい。しかし、まず、私のためにそれで小さなパン菓子を作り、私のところに持って来なさい。それから後に、あなたとあなたの子どものために作りなさい。イスラエルの神、主が、こう仰せられるからです。 ”主が地の上に雨を降らせる日までは、そのかめの粉は尽きず、そのつぼの油はなくならない。”
彼女は行って、エリヤのことばのとおりにした。彼女と彼、および彼女の家族も、長い間それを食べた。
エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、つぼの油はなくならなかった。」

 

エリシャ

U列王記 4:1−7

「預言者のともがらの妻のひとりがエリシャに叫んで言った。 ”あなたのしもべである私の夫が死にました。ご存じのように、あなたのしもべは、主を恐れておりました。ところが、貸し主が来て、私のふたりの子どもを自分の奴隷にしようとしております。” エリシャは彼女に言った。 ”何をしてあげようか。あなたには、家にどんな物があるか、言いなさい。” 彼女は答えた。 ”はしための家には何もありません。ただ、油のつぼ一つしかありません。”すると、彼は言った。 ”外に出て行って、隣の人みなから、器を借りて来なさい。からの器を。それも、一つ二つではいけません。家にはいったなら、あなたと子どもたちのうしろの戸を閉じなさい。そのすべての器に油をつぎなさい。いっぱいになったものはわきに置きなさい。” そこで、彼女は彼のもとから去り、子どもたちといっしょにうしろの戸を閉じ、子どもたちが次々に彼女のところに持って来る器に油をついだ。
器がいっぱいになったので、彼女は子どもに言った。 ”もっと器を持って来なさい。” 子どもが彼女に、”もう器はありません。”と言うと、油は止まった。 彼女が神の人に知らせに行くと、彼は言った。”行って、その油を売り、あなたの負債を払いなさい。その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます。”」

U列王記 4:42−44

「ある人がバアル・シャリシャから来て、神の人に初穂のパンである大麦のパン二十個と、一袋の新穀とを持って来た。神の人は、”この人たちに与えて食べさせなさい。” と命じた。 彼の召使は、”これだけで、どうして百人もの人に分けられましょう。” と言った。しかし、エリシャは言った。 ”この人たちに与えて食べさせなさい。主はこう仰せられる。’彼らは食べて残すだろう。’”
そこで、召使が彼らに配ると、彼らは食べた。主のことばのとおり、それはあり余った。」

 

イエス様と最初の弟子

マタイ 14:15−21

「夕方になったので、弟子たちはイエスのところに来て言った。”ここは寂しい所ですし、時刻ももう回っています。ですから群衆を解散させてください。そして村に行ってめいめいで食物を買うようにさせてください。” しかし、イエスは言われた。 ”彼らが出かけて行く必要はありません。あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。” しかし、弟子たちはイエスに言った。 ”ここには、パンが五つと魚が二匹よりほかありません。” すると、イエスは言われた。”それを、ここに持って来なさい。” そしてイエスは、群衆に命じて草の上にすわらせ、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて、それらを祝福し、パンを裂いてそれを弟子たちに与えられたので、弟子たちは群衆に配った。 人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れの余りを取り集めると、十二のかごにいっぱいあった。 食べた者は、女と子どもを除いて、男五千人ほどであった。」

マタイ 15:32−38

「イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた。”かわいそうに、この群衆はもう三日間もわたしといっしょにいて、食べる物を持っていないのです。彼らを空腹のままで帰らせたくありません。途中で動けなくなるといけないから。” そこで弟子たちは言った。 ”このへんぴな所で、こんなに大ぜいの人に、十分食べさせるほどたくさんのパンが、どこから手にはいるでしょう。” すると、イエスは彼らに言われた。 ”どれぐらいパンがありますか。” 彼らは言った。 ”七つです。それに、小さい魚が少しあります。” すると、イエスは群衆に、地面にすわるように命じられた。 それから、七つのパンと魚とを取り、感謝をささげてからそれを裂き、弟子たちに与えられた。そして、弟子たちは群衆に配った。 人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れの余りを取り集めると、七つのかごにいっぱいあった。 食べた者は、女と子どもを除いて、男四千人であった。」

 

あなた!

ヨハネ 14:12−14

「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。わたしが父のもとに行くからです。 またわたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。 あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。」

もし私たちが心からヨハネ 14:12 にしるされているイエス様の御言葉を受け止めるならば、イエス様がなされたように、私たちは食料を倍加させて行く必要があるのです。

ヤコブ 5:17

「エリヤは、私たちと同じような人でしたが、雨が降らないように祈ると、三年六か月の間、地に雨が降りませんでした。」

私たちの考えでは、とてもエリヤのようにできるわけがないと思うかもしれませんが。 御言葉が示すように、実はエリヤは私たちと同じような人だったのです。 明らかに、神は私たちをとうしてでも、偉大なことをなすことができるということを、私たちは心に受け取り信じるべきなのです。

ここで大切なポイントは、力は神が私たちに与えてくださるのであって、私たち自身で力を生み出しているのではないということなのです。   神様は他のいろいろな人々をとうして働かれました、神様はあなたをとうしてでも大きく働いてくださるのです。