神がすべてを創造されたのです
創世記1:1
「初めに、神が天と地を創造した。」
創世記1:2
「地は形がなく、何もなかった。
やみが大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた。」
神様が始めに地球を創造されたとき、地は形なく、何もなかったのです。
イザヤ書45:18、創世記1:2で同じヘブル語が両原本で使われていることによりこの事実がわかります。
イザヤ45:18
「天を創造した方、すなわち神、地を形造り、これを仕上げた方、すなわちこれを堅く立てられた方、これを形のないものに創造せず、人の住みかに、これを形造られた方、まことに、この主がこう仰せられる。
わたしが主である。 ほかにはいない。」
イザヤ45:18の御言葉から明らかなように、創世記1:1と1:2の間に一定の期間があったとがわかります。
その期間がどのくらいの長さであったかは聖書のどの箇所にも記されていないのです。
神はすべて創造されたのです
黙示録4:11
「“主よ。 われらの神よ。
あなたは、栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方です。
あなたは万物を創造し、あなたのみこころゆえに、万物は存在し、また創造されたのですから。”」
黙示録10:6
「永遠に生き、天とその中にあるもの、地とその中にあるもの、海とその中にあるものを創造された方をさして、誓った。
“もはや時が延ばされることはない。”」
イザヤ42:5
「天を造り出し、これを引き延べ、地とその産物を押し広め、その上の民に息を与え、この上を歩む者に霊を授けた神なる主はこう仰せられる。」
イザヤ45:12
「このわたしが地を造り、その上に人間を創造した。
わたしはわたしの手で天を引き延べ、その万象に命じた。」
イエス様をとうして
エペソ3:9
「また、万物を創造された神の中に世々隠されていた奥義を実行に移す務めが何であるかを明らかにするためにほかなりません。」
コロサイ1:15−18
「御子は、見えない神のかたちであり、造られたすべてのものより先に生まれた方です。
なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。
天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。
万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。
御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています。
また、御子はそのからだである教会のかしらです。
御子は初めであり、死者の中から最初に生まれた方です。
こうして、ご自身がすべてのことにおいて、第一のものとなられたのです。」
ヨハネ1:1−3、10
「初めに、ことばがあった。 ことばは神とともにあった。
ことばは神であった。 この方は、初めに神とともにおられた。
すべてのものは、この方によって造られた。
造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。
この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。」
すべての生き物はそれぞれの種類にしたがって創造されました
創世記1:11
「神が、“地は植物、種を生じる草、種類にしたがって、その中に種のある実を結ぶ果樹を地の上に芽生えさせよ。”
と仰せられると、そのようになった。」
創世記1:24
「ついで神は、“地は、その種類にしたがって、生き物、家畜や、はうもの、その種類にしたがって野の獣を生ぜよ。”
と仰せられた。 するとそのようになった。」
人は神の見姿に似せて造られました
創世記1:26−31
「そして神は、
“われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。”
と仰せられた。
神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。
神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。
神はまた、彼らを祝福し、このように神は彼らに仰せられた。
“生めよ。ふえよ。 地を満たせ。 地を従えよ。
海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。”
ついで神は仰せられた。 “見よ。
わたしは、全地の上にあって、種を持つすべての草と、種を持って実を結ぶすべての木をあなたがたに与えた。
それがあなたがたの食物となる。”
また、地のすべての獣、空のすべての鳥、地をはうすべてのもので、いのちの息のあるもののために、食物として、すべての緑の草を与える。“
すると、そのようになった。
そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。
見よ。 それは非常によかった。 こうして夕があり、朝があった。
第六日。」
イエス様は神が創造されたと言われました
マルコ10:6
「しかし、創造の初めから、神は、人を男と女に造られたのです。」
マルコ13:19
「その日は、神が天地を創造された初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、またこれからもないような苦難の日だからです。」
世界にあるすべての被造物は神がどのようなお方であるかを明らかにしているのです。
ローマ1:20
「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。」
詩篇19:1
「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。」
罪は神が創造された後に入って来たのです
創世記1:31
「そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。
見よ。 それは非常によかった。 こうして夕があり、朝があった。
第六日。」
ローマ5:12
「そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界にはいり、罪によって死がはいり、こうして死が全人類に広がったのと同様に、それというのも全人類が罪を犯したからです。」
ローマ8:19−22
「被造物も、切実な思いで神の子どもたちの現われを待ち望んでいるのです。
それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、服従させた方によるのであって、望みがあるからです。
被造物自体も、滅びの束縛から解放され、神の子どもたちの栄光の自由の中に入れられます。
私たちは、被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。」
ローマ1:25
「それは、彼らが神の真理を偽りと取り代え、造り主の代わりに造られた物を拝み、これに仕えたからです。造り主こそ、とこしえにほめたたえられる方です。
アーメン。」
なぜ神は悪魔を造られたのでしょうか?
神が悪魔を造られたのでしょうか?
神はある生き物を造られて、この生き物が反逆によって悪魔になってしまったのです。
しかし、神はこの生き物が最初から悪い生き物のようには造られなかったのです。
悪魔は最初、反逆するまえはルシファー (明けの明星)
と呼ばれていたのです。
エゼキエル28:11−19
「次のような主のことばが私にあった。 “人の子よ。
ツロの王について哀歌を唱えて、彼に言え。
神である主はこう仰せられる。
あなたは全きものの典型であった。
知恵に満ち、美の極みであった。
あなたは神の園、エデンにいて、あらゆる宝石があなたをおおっていた。
赤めのう、トパーズ、ダイヤモンド、緑柱石、しまめのう、碧玉、サファイヤ、トルコ玉、エメラルド。
あなたのタンバリンと笛とは金で作られ、これらはあなたが造られた日に整えられていた。
わたしはあなたを油そそがれた守護者ケルブとともに、神の聖なる山に置いた。
あなたは火の石の間を歩いていた。
あなたの行ないは、あなたが造られた日からあなたに不正が見いだされるまでは、完全だった。
あなたの商いが繁盛すると、あなたのうちに暴虐が満ち、あなたは罪を犯した。
そこで、わたしはあなたを汚れたものとして神の山から追い出し、守護者ケルブが火の石の間からあなたを消えうせさせた。
あなたの心は自分の美しさに高ぶり、その輝きのために自分の知恵を腐らせた。
そこで、わたしはあなたを地に投げ出し、王たちの前に見せものとした。
あなたは不正な商いで不義を重ね、あなたの聖所を汚した。
わたしはあなたのうちから火を出し、あなたを焼き尽くした。
こうして、すべての者が見ている前で、わたしはあなたを地上の灰とした。
国々の民のうちであなたを知る者はみな、あなたのことでおののいた。
あなたは恐怖となり、とこしえになくなってしまう。”」
イザヤ14:12−15
「暁の子、明けの明星よ。
どうしてあなたは天から落ちたのか。 国々を打ち破った者よ。
どうしてあなたは地に切り倒されたのか。
あなたは心の中で言った。 “私は天に上ろう。
神の星々のはるか上に私の王座を上げ、北の果てにある会合の山にすわろう。
密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう。”
しかし、あなたはよみに落とされ、穴の底に落とされる。」
Tテモテ3:6
「また、信者になったばかりの人であってはいけません。
高慢になって、悪魔と同じさばきを受けることにならないためです。」
明らかに、プライドがこのルシファーが堕落させた原因なのです。
プライドがあなたに、神の方法ではなく、あなた自身の考え何でもできるのだと思わせるのです。
一つの考え
Tコリント6:2−3
「あなたがたは、聖徒が世界をさばくようになることを知らないのですか。
世界があなたがたによってさばかれるはずなのに、あなたがたは、ごく小さな事件さえもさばく力がないのですか。
私たちは御使いをもさばくべき者だ、ということを、知らないのですか。
それならこの世のことは、言うまでもないではありませんか。」
私たち人類が創造された一つの理由は、私たちが神に反逆した悪魔や天使らを裁くための陪審員となることなのです。
このことによりなぜ神がエデンの園において悪魔が人に近寄ることを許したのか理由が分かるのです。
ルシファーが神によって不公平に裁かれたことを神に向かって責め立た結果、このことは起こったのです。
ルシファーは神に向かって、神はこの地上を支配するにふさわしくないと言ったり、正しい神ならば、ルシファーは神より優れているので、ルシファーが勝手に、誰でも仕えれるようにするべきだと言ったかもしれません。
悪魔は、神は悪魔を裁くにふさわしくないのだと責め立てたかもしれません。
多分、悪魔は神に向かって、神の要求は厳しすぎるとか、神は神以外のだれも幸福になるように望んでいない、また神は愛と公正の神ではないはずである、などと責め立てたことでしょう。
悪魔が神に向って責め立てるすべての事柄は多分、昔も今も変わっていないはずでしょう。
偉大であられ公正なる神は悪魔と悪魔に従う者達に、陪審による裁判を与えることを決めました。
結論
黙示録
「“主よ。 われらの神よ。
あなたは、栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方です。
あなたは万物を創造し、あなたのみこころゆえに、万物は存在し、また創造されたのですから。”」
神がいつどのようにして、万物を造られたかについて、具体的に知ることはそれほど重要なことではないのです。
しかし、
神は創造主なる方なので、神ご自身の願いに基づいて行動する権利をもっておられます。
そして、私たちは神に従わなければならないのです。
私たちにとっての素晴らしい知らせは、神は大変素晴らしいお方で、私たちに最善を願われる愛なるお方であるということであり、ただ単に私たちに指令を与える神ではないというこおとなのです。