イエス様の血で申し立てる

黙示録12:10−11

「私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。 兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。 彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。」

悪魔は私たちを責め立てる者たちなのです。 たった一つ悪魔に立ち向かうことのできる方法はイエス様の血によるものなのです。 私たちの無実さや、業績、良い行いによって悪魔を訴えるならば私たちは失敗に終わってしまいます。 神の御前では、私たちのために犠牲となり、血を流してくださった神の子羊であるイエス様に、より頼むときにおいてのみ、私たちの申し立てが成功するのです。

もし敵が攻撃して来るなら、 敵に対し、私たちは子羊の血と、 私たちのあかしのことばによって打ち勝つことができるのです。 私たちはイエスの流された血によってあらゆる悪に対して勝利を得ることができるのです。

まず私たちの生活全般が主に委ねきっている状態でなくてはならないのです。 私たちは神に信頼をよせるべきなのです。 私たちは神のこれまでなされたこと、また神が今行われていることに大きな信仰を持つべきなのです。

過越

神はエジプトの民に降りかかろうとしていた災難からイスラエルの民を逃れさせるために、この民に事前に通告を与えました。


出エジプト12:7、13

「その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。

あなたがたのいる家々の血は、あなたがたのためにしるしとなる。 わたしはその血を見て、あなたがたの所を通り越そう。 わたしがエジプトの地を打つとき、あなたがたには滅びのわざわいは起こらない。」

エジプトの民は滅ぼしをもたらす敵の脅威からの守りはなかったのです。 しかし各家の戸に子羊の血をつけたイスラエルの民は安全だったのです。


出エジプト12:21−23

「そこで、モーセはイスラエルの長老たちをみな呼び寄せて言った。 “あなたがたの家族のために羊を、ためらうことなく、取り、過越のいけにえとしてほふりなさい。 ヒソプの一束を取って、鉢の中の血に浸し、その鉢の中の血をかもいと二本の門柱につけなさい。 朝まで、だれも家の戸口から外に出てはならない。 主がエジプトを打つために行き巡られ、かもいと二本の門柱にある血をご覧になれば、主はその戸口を過ぎ越され、滅ぼす者があなたがたの家にはいって、打つことがないようにされる。”」

ここに出てくる血は、この世の初めからほふられた子羊を表しているのです。

(黙示録13:8)

それゆえにイスラエルの民は裁きを法的に避けることができたのです。

子羊の血が破壊する敵の勢力を阻止することができたのです。 ただし彼らには行動が必要だったのです、ただ単純に子羊の血を信じただけではなかったのです。


詩篇105:37

「主は銀と金とを持たせて御民を連れ出された。その部族の中でよろける者はひとりもなかった。」

キリストが私たちの過越となられた

キリストが私たちの過越となられたのです。 エジプトにいたころのイスラエルの民のように、子羊の血によってもたらされた守りと解放を、私たちも受けることができるように神に期待できるのでしょうか?


Tコリント5:7

「 新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。 あなたがたはパン種のないものだからです。 私たちの過越の小羊キリストが、すでにほふられたからです。」


ヘブル8:6

「それは彼が、さらにすぐれた約束に基づいて制定された、さらにすぐれた契約の仲介者であるからです。」


ルカ22:20

「食事の後、杯も同じようにして言われた。 “この杯は、あなたがたのために流されるわたしの血による新しい契約です。”」

新しい契約のうちにいる私たちクリスチャンは、信仰によって悪魔が侵入することのできない線をこの聖なるイエス様の血で引く権利をもっています。 私たちが信仰の言葉を口に出して言うときに、私たちの所有するすべての外側に、この血を適用できるのです。

私たちの権威の行き届くところならどこであっても、このイエスの血を適用すべきなのです、そして私たちはイエスの血によってもたらされる守りから、取り外しのないように注意すべきなのです。

ラハブ

レハブはイスラエルの子孫ではなかったのです。 ラハブはエリコの町 (神はイスラエルの民にこの町を完全に破壊するように命ぜられた)からきた売春婦でした。 ラハブ自身の信仰により、 彼女のすべての持ち物は守られました。 ラハブはナザレのイエスの祖先となったのです。 (ダビデ王のひいひいおじいさん) (マタイ1:5−6)


ヘブル11:31

「信仰によって、遊女ラハブは、偵察に来た人たちを穏やかに受け入れたので、不従順な人たちといっしょに滅びることを免れました。」


ヨシュア2:12−13

「どうか、私があなたがたに真実を尽くしたように、あなたがたもまた私の父の家に真実を尽くすと、今、主にかけて私に誓ってください。 そして、私に確かな証拠を下さい。 私の父、母、兄弟、姉妹、また、すべて彼らに属する者を生かし、私たちのいのちを死から救い出してください。」

ラハブは自分の家族、またすべての持ち物が守られるように祈りました。 この祈りは明らかに神に喜ばれたのです、 なぜならヘブル11章においてラハブの信仰について述べられ、また御言葉は信仰なくしては神に喜ばれることはないと述べているからです。

注目すべき点はラハブはしるしを求めた点です。 彼らはラハブに、赤いひもを家の窓につけておくようにと言いつけました。 それは古い契約に下において、 必ず血がもたらすであろう神の備えに対する信仰を象徴しているのです。


ヨシュア2:18,21

「 私たちが、この地にはいって来たなら、あなたは、私たちをつり降ろした窓に、この赤いひもを結びつけておかなければならない。 また、あなたの父と母、兄弟、また、あなたの父の家族を全部、あなたの家に集めておかなければならない。

ラハブは言った。 “おことばどおりにいたしましょう。” こうして、彼女は彼らを送り出したので、彼らは去った。 そして彼女は窓に赤いひもを結んだ。」


ヨシュア6:23,25

「 斥候になったその若者たちは、行って、ラハブとその父、母、兄弟、そのほか彼女に属するすべての者を連れ出し、また、彼女の親族をみな連れ出して、イスラエルの宿営の外にとどめておいた。 しかし、遊女ラハブとその父の家族と彼女に属するすべての者とは、ヨシュアが生かしておいたので、ラハブはイスラエルの中に住んだ。 今日もそうである。 これは、ヨシュアがエリコを偵察させるために遣わした使者たちを、ラハブがかくまったからである。」

私たちはラハブが行動に示したような信仰をもつべきなのです。 私たちの全家族と、すべての持ち物が神によって守られるように祈り求めましょう。

もし遊女の信仰 (神と契約はなかった) であったとしても、神はこの女性の全家族と所有物を守られたのです。 イエス キリストの血にあって新しい契約のもとにある私たちクリスチャンは、信仰によって、少なくともこの女性が受けたような神の守りを得ることができるのは確かなのです。

イエス様の血によってあがなわれた

Tペテロ1:18−19

「ご承知のように、あなたがたが先祖から伝わったむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。」


コロサイ1:13−14

「神は、私たちを暗やみの圧制から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ています。」

そのように言いなさい

詩篇107:2

「主に贖われた者はこのように言え。主は彼らを敵の手から贖い、」

私たちは子羊の血によって贖われたと言わなければなりません。 下記に記されているのは多くのクリスチャンによく使われる言い回しです。


イエス様の御名において

注意を怠らないように


Tペテロ5:8-9

「 身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。 堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。 ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。」

私たちは敵の攻撃に対して、いつも警戒しておく必要がありますが、イエス様の血によって何度でも敵を打ち負かすことができるのです。 私たちはイエス様の血にたつ信仰とあかしの言葉によって、いつも敵を追い出すことができるのです。 私たちは何としてでも、しっかりと信仰にたって、敵に立ち向かってゆかなければなりません。

戦争や暴動の起こっているときには、私たちは家族全員がイエス様の血による守られるよう叫び求めなければなりません。 親は家の戸また、その家に付属するすべての所有物にイエス様の血をつけることができます。 また全家族のための救いとまもりをイエス様の血によって宣言することができます。 イエス様の血はこのような危険な時においても、家族を安全に保つものなのです。

私たちが毎朝起きる度に、私たち自身と私たちの持ち物すべてに、イエス様の血を呼び求めるべきなのです。 私たちが寝るまえも同じように、イエス様の血によるまもりを祈り求めるべきなのです。

罪からの清め

ヘブル9:22

「それで、律法によれば、すべてのものは血によってきよめられる、と言ってよいでしょう。また、血を注ぎ出すことがなければ、罪の赦しはないのです。」

罪は悪魔のために戸を開きます。 イエス様の血によって、私たちがすべての罪から清められ、悪魔が入り込む機会の戸を閉めることができるのです。


Tヨハネ1:9

「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」

イエス様の血によって、私たちはこれまで罪を犯したことのない人間のように神の御前に立つことができるのです。 尊い子羊の血による以外には、私たちが神の臨在に入ることはできないのです。


ヘブル10:19

「こういうわけですから、兄弟たち。 私たちは、イエスの血によって、大胆にまことの聖所にはいることができるのです。」

イエス様の血の中にある命

レビ記 17:11

「なぜなら、肉のいのちは血の中にあるからである。.....」


血液は人間の体が必要とする成分を運び、また体内の不純物を運び去る役目を果たします。 このことと同じように、イエスの血によって、イエスの御体からなる人々に命と栄養を供給し、呪いにかかわるあらゆることを取り除くことができるのです。


ヘブル9:14

「まして、キリストが傷のないご自身を、とこしえの御霊によって神におささげになったその血は、どんなにか私たちの良心をきよめて死んだ行ないから離れさせ、生ける神に仕える者とすることでしょう。」

イエス様の血における信仰


ローマ3:25

「神は、キリストイエスを、その血による、また信仰による、なだめの供え物として、公にお示しになりました。 それは、ご自身の義を現わすためです。 というのは、今までに犯されて来た罪を神の忍耐をもって見のがして来られたからです。」


ヘブル11:28

「信仰によって、初子を滅ぼす者が彼らに触れることのないように、彼は過越と血の注ぎとを行ないました。」

イエス様の尊き血にある信仰を、御言葉を語ることによって解き放ち、私たちの生活において、悪魔が入り込みそうな場所は、どこにおいてでもイエス様の血のしるしを置いておくべきなのです。

尊きイエス様の血の力による体験のあかしを他の人々と分かち合ってゆきましょう。



イエス様の血は語るのです


ヘブル12:24

「さらに、新しい契約の仲介者イエス、それに、アベルの血よりもすぐれたことを語る注ぎかけの血に近づいています。」


Tヨハネ5:8

「御霊と水と血です。この三つが一つとなるのです。」

イエス様の血は、私たちがイエス様によってあらゆるのろいから解放され、またクリスチャンが神からの相続を受けることができることを証明しているのです。 またイエス様の血はイエス様が悪魔から私たちを贖い出し、私たちを自由にして下さったことを証明しているのです。

アベルの血が神に泣き叫んだとき、神は働かれました、もし神ご自身の御子の血が泣き叫ぶなら、どれほど神は私たちのために、偉大に働いてくださることでしょう。

信仰の言葉を語ることによって、私たちはイエス様の血が語る完全なるあがないと、のろいからの解放について同意することができるのです。

イエス様の血をまき散らす

Tペテロ1:2

「父なる神の予知に従い、御霊の聖めによって、イエス・キリストに従うように、またその血の注ぎかけを受けるように選ばれた人々へ。 どうか、恵みと平安が、あなたがたの上にますます豊かにされますように。」

信仰によって、 私たちは私たちに助けを求める人々に、イエス様の血をまき散らすことができるのです。 イエス様の血はキリストの完全なるあがないのしるしなのです。 このしるしはまさに悪魔が逃げ去らせる合図なのです。 イエス様の尊い血にたつ信仰によって、すべての人々はいやされるのです。

人間の体内にある血液は、病んでいる細胞組織にいやしをもたらします。 それと同じように、イエス様の血をもイエスの体にいやしをもたらすのです。

私たちの生活において、悪魔が必死になって、神の御心がなされないように妨害してくる領域なら、どこであろうと主イエスキリストの血をまき散らしましょう。

エジプトの地におけるイスラエル人の各家の戸に付けられた子羊の血のおかげで、 悪しき敵は彼らの住む家の中には入ってこれなかったのです。 このように、尊きイエス様の血によって守られることにより、私たちの安全が保たれるのです。

勝利は私たちのもの

あなたの権威の及ぶ範囲ならばどこであれ、イエス様の血を保持することによりどんな悪魔の要塞をも打ち破ることができるのです。


黙示録12:11

「兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。」

イエス様の血は悪魔に打ち勝ったのです、そしてすべてはイエス様がすでになされたのです。 あなたが完全なる勝利を見るまで、このことを心に信じて、口で告白してください。


Uコリント10:4

「私たちの戦いの武器は、肉の物ではなく、神の御前で、要塞をも破るほどに力のあるものです。」

どうかすべての神の武具を用いてゆきましょう。 イエスの御名、神の御言葉、子羊の血です。

私たちはイエス様の血に関連する賛美を歌ってゆきましょう。 イエス様の血について語ってゆきましょう。 そして尊い子羊の血のゆえに喜び、賛美しましょう。